by takezakit
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ペナントレースが始まって一週間。阪神は打線が奮わず、得点できずに負けるか、勝つとしてもリリーフ陣総出で1点を守るという"薄氷を踏む"ような試合を繰り返してます。応援していても胃が痛くなるような日々なので、実際にやってる選手にとってはしんどい毎日だろうなぁ……(いや、自分たちが打てばこんなことにはならないんだよな・苦笑)。
さて、東野圭吾著『幻夜』を読了しました。分厚い本なので、割と時間かかちゃった。3月27日の日記で「実に嫌~な感じ」って表現をしましたが、著者は「嫌な女を描きたいのか?」いや、「作者の一部女性観には実際にこういったイメージがあるのだろうか?」と思えるような徹底した主人公(『白夜行』から共通して登場すると思しき女性)の描写で、なんだかそれだけを見せられたような気分で読み終わりました。 もっと面白い展開になるんじゃないかな~と期待して読み進めた割には、終わりのまとめ方が(まとまってはいるが)そこまでの展開と較べるとちょっと……残念な感じでした。あんな風に物語を展開していって、あそこに落とすとは。巧いけど、物足りなさが残る結末です。美味しいところは3作目に残して、今回は狙ってあんな終わり方なのでしょうか? というわけで、読後感としては『幻夜』は『白夜行』には遠く及びませんでしたね。あらためて『白夜行』は面白い作品だと見直しました。
by takezakit
| 2007-04-06 23:59
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