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『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(上)』を読了。
「1」と「2」の小説のジャンルが違っていたように、今回の「3」で『ミレニアム』は再び新たな姿に変容し、政治的なサスペンス小説の色合いを見せる。 このまま展開していけば、「3」の下巻では法廷サスペンス的な展開になることは必至で、このスティーグ・ラーソンという作家は、あらゆるミステリ、サスペンス小説のジャンルを網羅しながら(しかも、読み進めるうちにジャンルが変容していくよう)膨大な物語を構築し、それをきれいに3部作の物語に分割し、とりわけ第1部は完全に独立した「謎解き小説」として初心者にフックしやすい形で提供するという離れ業をやってのけたことになる。 これは、ちょっと(ホントは、かなり、ですよね)凄いことだ。 実際、僕も「1」を読む前には「犬神家の一族ばりに"40年前の失踪"という"一族の謎"を解き明かす本格ミステリ」だという認識しかしておらず、まさかその事件が3部作の「プロローグ」にしかすぎないなんてことは予想だにしなかった。 作者のデビュー作が本作で、本作が出版される前に亡くなってしまったというのが本当に残念である。 さぁ、いよいよラスト『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(下)』にとりかかろう!
by takezakit
| 2010-01-29 23:28
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