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『月刊トイジャーナル』伊吹編集長の講演を聞いてきました。テーマは、「玩具市場の現状と課題について」。
このところ「玩具専門店」がどんどん経営危機を迎え、つぶれている。少子化などの影響を受けて玩具そのものが売れにくくなっている背景もあるが、「家電量販店」が玩具を大きく扱うようになり、客は「安いところで買うために、家電量販店に行くようになった」というのだ。 しかしながら、その時代に合わせて売れ筋商品をそろえる「家電量販店」には、今後もずーっと玩具が置かれているとは限らない。「家電量販店」が玩具を扱わなくなったときのことを考えると、「玩具専門店」が存在しなくなることは大きな問題で、玩具業界全体で「玩具専門店」を守っていかねばならないのではないか。 例えば、今とても人気があって売れている商品でも「家電量販店」では安く売るが、果たして安く売る必要があるのか? 売れる商品では、しっかり利益を取るべきではないだろうか。 「玩具には大きな価値があり、いつの時代も必要とされているものである」という前提から始まった講演は、上記のような話の展開を見せる。確かに一理あるし、ゲーム業界も同じような道を辿ってきた。だけど…… 講演が終わった後、ご無礼を承知で伊吹編集長に直接質問をしてみた。 「では、安売りをする店は玩具を卸すなということになりますか? または、業界ぐるみで価格規制をかけろということでしょうか?」 「いえいえ、そんなことはできませんね」 「そうですよね。消費者は当然安い店で買いたいと思うので、家電量販店のみならずネット通販も利用しますね」 「アメリカでは、裕福層は高い店でも買うのですよ。日本では裕福層であっても安い店で買いたがる」 「では、現状を打破する有効な手段は他に考えられますか?」 「オープンプライスとか……。上代を感じさせないお店作りとか……。難しいですね」 たとえオープンプライスにしても、店頭価格で比較されることやネット上で販売価格が比較されることは避けられない。上代を感じさせない店作りというのは、取り扱い商品の種類と店の規模によってはイメージできるか……。 将来、「家電量販店」に玩具が置かれなくなって、それでも世の中が玩具を必要としているのなら、その世界には「家電量販店以外の、玩具を売るお店」が存在するようになるのではないだろうか? そうでない場合は、本当に世の中に玩具が必要とされない時代になっているのではなかろうか? 真の問題は、在庫リスクなどをどこがかぶるのか。そこに、そのリスクをまかなうだけの利幅が残されているかということ……なんでしょうかね? いろいろと考えさせられた講演でした。
by takezakit
| 2007-05-23 23:26
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