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昨夜、DVDで見た映画『江戸川乱歩の陰獣』の感想など。加藤泰監督、1977年公開作品。同名原作をもとにした映画ということなんですが、『陰獣』の原作の記憶が……ない(←昔、読んだはずなんだけどなぁ)。
昭和初期の東京。"本格派"探偵小説作家の寒川は、猟奇的作品で売る謎の"変革派"探偵小説作家・大江春泥の作風を嫌悪し、公然と批判している。そんな寒川がふとしたことから知り合った探偵小説好きの人妻・小山田静子は、実はかつて大江春泥と恋をし、別れた後もつきまとわられているという。 特に最近は大江春泥から脅迫状が届き、そこには彼が静子の生活を詳細に覗き見ている様子や、静子と夫の関係への嫉妬から夫を殺すということまで書かれていた。静子はその脅迫状に慄き、寒川に助けを求める。静子が自分の作品のファンであり(しかも、人妻とはいえ、なんともいえない色気があって)、自分が快く思っていないライバル作家が悪事を働いているということならば、寒川としても黙って断るわけにはいきません。もちろん、僕が静子さんを助けますよ! ……と意気込む展開に。 担当編集者にさえほとんど姿を見せたことがないという謎の作家・大江春泥を探しこの事件に決着をつけるため、寒川は編集者や静子と共に事件の調査に乗り出すのですが……。 作家が作家を探すというちょっと変わった趣きの推理作品。ちゃんと殺人も起こり、最終的にはその犯人に行きあたるわけですが、この映画(原作)の軸はズレていて、やはり猟奇的というかやや変態的というか……江戸川乱歩の作風らしいところに着地します。 静子と春泥の関係。静子と夫の関係。夫とある人物の関係。そして、寒川と静子の関係。それらがすべて解き明かされる最後の赤い部屋。ここでの展開に、観客はこの映画が「推理もの」であることなんて忘れてしまうことでしょう……。 でも、「推理」ではなくとも「ミステリー」ではありますね。こんなに「ミステリアス」な作品は、なかなかお目にかかれるもんじゃありません。 追伸: 中盤で静子の夫が女と碁をうつ場面の意味が最初はわかんなかったッス。(後半になって、あーなるほどー……と。ちょっと戦慄。見事な演出。) 追記: 18禁な映画ですので……ご注意ください
by takezakit
| 2011-11-27 22:25
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