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今日は会食だったのですが、2次会に展開せず早く帰ったので(とはいえ23時過ぎですが……)、ちゃんと日付が変わる前に日記を書いておこうと!!
本日ついに、とみさわ昭仁さん著『人喰い映画祭 【満腹版】』を読了しました。ごちそうさまでした! 満腹です!!(笑) この本は、古今東西"人が喰われる映画"を紹介した本なのですが……。なにがスゴイって、掲載された映画300本(!?)のうち、たぶん普通の方が見たことある映画は1割にも満たないのではないかということ。ヘンな映画は結構見ている僕でさえ、この本で紹介された映画の多くを見ていない。 でも、タイトルだけは知っていたり、店頭で手にとったことだけはある映画はかなりあって、手にとってパッケージを読んで、「いくらなんでもこれはひどすぎて買うに値しない」なんて見る前からギブアップしちゃった映画の数々が、ここではしっかりと(!?)紹介されているのだ!! しかも、とみさわさん、ちゃんとDVD買って見てるし…… 自由の女神の首が吹っ飛んでいるポスターの映画『クローバーフィールド HAKAISYA』がヒットした後にビデオ屋に行って、同じく自由の女神の首が吹っ飛んだビジュアルのジャケットで『クラーケンフィールド HAKAISHIN』ってDVDが置いてあって、その原題を見たら「Deadly Water」(←全然ちがうやん!)だったりしたひにゃあ、僕ならとてもこのDVDは買えません!!(いや、500円なら買うかも……) そういう映画までしっかり買ってレビューしている姿勢が凄すぎます……。 そんなわけで、おのずとこの本で紹介される映画は「見たことのない映画」が中心になるわけですが、見たことない映画のレビューを読んで飽きないどころか電車の中で爆笑してしまったりするところまでもってってる(="読む価値がある"レベルに仕上げている)のは、本当にスゴイ! 僕のこだわりのひとつに「豊かな文章表現力」ってのがあるんですが、これは、同じ事象を文章化しても、その表現方法によって受け手の感じ方は大きく異なるってことなんですよね。たとえば、「今日、電車に乗ってたら、隣にiPad持った人が座った」って「事実」を文章表現したとしても、すごくつまんない文章から、めちゃめちゃ面白い文章まで書けてしまうってこと。 高校時代にいろんな作家さんのエッセイを読んでいて初めて気づいたのですが、日常の身の回りで起こるなんでもないことでも、想像力や表現力が豊かな人が文章にすると、ドえらく面白いお話になってしまうんですよね。 そういった意味で、『人喰い映画祭』は、見たことない映画について書かれている文章であっても、面白可笑しく読ませてしまう=卓越した文章表現力に支えられている"娯楽レベルの高い本"なのだと思うのです。
by takezakit
| 2010-07-07 23:30
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