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こないだもちょこっと書いた、気になる人=「よしもとばなな」さんのエッセイ集を読んでみました。
今回読んだ文庫本はまだ発売されたばかりなんですが、その元本は2003年に刊行された単行本。さらに、そこに収録されているエッセイは、さかのぼること数年にわたって雑誌連載されていたもの。 よって、書いてある内容と現在にはずいぶんと時間的経過があります。そのへんは、著者の「あとがき」にも触れられていて面白いところです。 この日記もそうなんですが、「現在の自分」がそのまま(←放っておくと記憶は薄れていくor脚色されていくけど)テキストの形で残っていくのは素晴らしいことだと思います。そう思って、ネタがなくても、仕事の話が賭けなくなっても日記を続けているのですが。 でも、たとえばこれを10年後に読むと、"10年分の成長が足りない自分"がそのまま見え隠れするわけで、これはこれで結構恥ずかしい(苦笑)。でも、それも含めての(10年後における)"現在の自分"だと思えば、恥ずかしいけど記録も大切だよな……って思う。 僕も高校~大学生の頃に書いた小説や漫画を読み返すと、顔から日が出るくらい恥ずかしい思いがします。「わけぇーッ!!」「おさな~ッ!」みたいな(爆)。 でもまぁ、人間の「本質」ってのはそれほど変わらないわけで。過去も含めて全てはその人の一部に相違ないのです。
by takezakit
| 2009-08-26 23:59
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